診療 | アキュサリュート高輪
はり・きゅう
はりきゅう治療
古くて、しかし新しい治療法といえるでしょう。
中国では3000年以上前から、日本にも1500年前からあり、漢方とともに医療の中心を担ってきました。
明治初期に西洋医学の流入で、医療の中心から外れてきましたが、世界では、新しい医療として注目されています。
西洋医学の欠点を補完する医療として、今はりきゅう治療が新しい!
エネルギーとしての「気」、その通り道が経絡。
線路上を、淀みなく電車が走るのが、安全で健全な社会。
経絡上を、気が淀みなく流れるのが健康な体。
気が滞ると、代謝も悪くなり、血や水の流れも悪くなります。
そして気もふさがって、気分も晴れません。
線路上の駅と同じような、経絡上のツボに刺激を与えて、気の流れを良くするのがはりきゅうの働き。
気の流れが、良くなれば、体の機能が活発になって健康な体によみがえるのです。
はりきゅうは何に効く?
国際的には、WHO(世界保健機関)の適応症リストとNIH(アメリカ国立衛生研究所)の出した声明文があります。
WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気として、次のものを挙げています。
【神経系疾患】
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
【運動器系疾患】
関節炎・関節リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防
【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
アメリカのNIHの声明文より
鍼が有効である疾患として次のものを挙げています。
成人の術後や化学療法時の吐き気、嘔吐、および歯科の術後痛、また薬物中毒、脳卒中のリハビリテーション、頭痛、月経痛、テニス肘、
線維筋痛症 、筋筋膜性疼痛、変形性関節痛、腰痛、手根管症候群、喘息など。
マッサージ・推拿(すいな)
推拿(中医按摩)
推拿(すいな)とは、按摩(あんま)と同じ意味です。そもそも、中国由来の手を使った治療法です。
しかし、江戸時代に鎖国によって人的交流がなくなったために、鍼灸や漢方と同様、中国の方法とは違ったものが、日本では発達しました。
日本では、推拿といえば中医学を基本とした按摩を指します。
中医鍼灸と同様に、身体の様子を観察して、今どのような状態にあるかを判断して、気の通り道である経絡やツボを意識して、治療します。
また、日本の按摩と大きく違うのは、「気」を意識すること。推拿の訓練のために、気功や中国武術の鍛錬は欠かせません。指や掌で、鍼と同様に、滞った気を正常に流すようにします。
マッサージ
マッサージは、ヨーロッパで生まれ、フランスから日本へ伝わりました。
語源はアラビア語の「押す」(Mass)と、ギリシア語の「こねる」(Sso)、という意味の言葉からきたといわれ、ラテン語の「手」(Manus)と同じ語源 とされています。
皮膚に直接行い、オイルやパウダーを用いて、体の末端から中心部にかけてさするのが特徴です。
血液やリンパの流れを良くする効果があると言われています。
指圧
指圧は、古法按摩、導引、柔術、整体をあわせたもので、日本で生まれました。
現在では『SHIATSU』として国際的に認められています。
薄い衣服の上から、圧を一点に集中させておす手技が特徴です。
血液やリンパの流れを良くする効果があると言われています。
按摩との違いは圧を一点に集中させて内臓の反射をひきだすこと、と言われています。
これによって内臓をはじめ神経や筋肉の機能を高めることが期待できます。